走り美 Quality Of Running
走り美 Quality Of Running

過去に参加したマラソン大会のレポート

2019年10月20日(日)

第38回蒜山高原マラソン全国大会

ハーフマラソン40才以上男子の部
 記録 2時間03分51秒

四十五にして
走り終えての感触がいい

な、なな、なんと!
岡山マラソン!参加申し込み当選〜

いやぁ〜、ビギナーズラックでしょうか。ブームに沸く岡山マラソンを尻目に、ぼかぁフルマラソンは吉備路マラソンなんでとか言いつつ、そりゃあもう気になってました。

何がそうさせてたかというと僕、当日入りして走るってしたことないんです。確かに吉備路マラソンは当日入りしてますが、家が超近いということもあってほぼストレスなしでスタートできる。蒜山マラソンはいつも前日入りしてたし。

岡山マラソンに参加するということは 当日入りして走る ということ。ランナーたるものそんなこと当たり前じゃんと言われればそれまでなんですが、その壁の高さたるやあの蒜山の山々よりも高いと僕は感じていました。

しかーし!

岡山マラソンに参加する以上、そうは言ってられない。近くまでワイフに車で送ってもらうことはまずできないし、電車で行ってフルマラソン走って電車で帰んなきゃいけない。

フルマラソンを走る以上のチカラが岡山マラソン参加には必要となってくる。そう考えたら岡山マラソン直前に蒜山マラソンでハーフマラソンが無理なんて言えないよ絶対!

蒜山マラソンをフルマラソンへの布石としなくてはならない。前日入りなんてぬるいことも言ってられない。とはいえスケジュールさえ合えば泊まろうと最後まで模索していたことは否定しない。

いつもはワイフと前日入りが当たり前のぼくだが、たとえ一人になったとしても、当日入りどんとこいと腹を決めた。そんな折、当日入りが得意のランナー友だちが一緒に連れて行ってくれることとなった。よおぉっし、やってやる、やってやるぞ!走りきってやる!

朝6時に迎えに来てくれるから、4時に起きてと。現場まで運転しなくていいからぜんぜん楽ちん、ありがとう!いつもは2時とか3時に寝てるけどそれほど眠く感じない。もしかしてボク、朝型かしらん。

そんなこんなでほぼノーストレスで現地到着。着替えも現場に入ってからと考えていたから、あれよあれよとスタート。はじめての当日入りマラソン、走る前からぐったりしてるかと想定してたけど図らずも杞憂に終わった。

ここ数回の蒜山マラソンで感じてた、ぼくって後から伸びるタイプじゃないのよね、ラストスパートってできないのよねという反省をもとに、前半からしっかり走っていこうと決めた。力強く前半の10キロから。

前半の10キロを、足先、ふくらはぎ、太もも、腰、首と負荷を最小限に抑えて走ったとて、よおぉっしまだやれるぞの満足感は大きい、でもそれってどこかブレーキかけてんだよね。なかなか気持ちも体も上がってこない。

昨年コース変更で度肝を抜かれた前半戦、むしろ今までハーフマラソンに距離足りてたのって思うぐらい、そこ長く感じる。だからここ攻める!なだらかな下り坂で攻める!

おかげで前半戦でおよそ3分のゲイン。1キロ6分のペースで走ってハーフを2時間6分でゴールするとしておよそ3分縮めた。登りがあれば必ず下りが待っている、登りの多い前半でこれだと後半は大いに期待できる。

リミッターを外していこ!限界を超えて行こ!

調子よく復路のNadjaさんに挨拶できたし、さらなる下り、スピードアップ間違いなし。あとは脚がもってくれれば下りはチカラになってくれる。

ところが時計を確認するたびにゲインしているはずのタイムがまったくイメージ通りにすすんでいない。まさか、そんなはずは!リミッターはすでに外してあるはずなのに!

下りでまったくスピードアップしていない。現状維持というより下りだからむしろスピードダウンしている。下りを終えて平地でスパートというのももはや期待できない。

あぁ、そうなんだ、やっぱり後半伸びないんだ。現状維持といういわゆるマイペースでそのままゴール。それでいいのだ。それがいいのだ。

岡山マラソンに向けて悪くない、可もなく不可もない、タイム的には2時間を切りたかったが走り終えての感触はちょうど良い。

およそ3週間後に開催されるフルマラソンのウォーミングアップとしてふさわしいハーフマラソンであった。ウォーミングアップにしては経験不足の僕に少々負担が大きかったが、やってやる、岡山マラソンやってやるぞ〜