走り美 Quality Of Running
走り美 Quality Of Running

過去に参加したマラソン大会のレポート

2018年10月21日(日)

第37回蒜山高原マラソン全国大会

ハーフマラソン40才以上男子の部
 記録 2時間07分11秒

いつ如何なるときもベストを尽くせ

暑くもなく寒くもない、この上ないグッドコンディションの蒜山マラソンはいつ以来だろうか。蒜山倶楽部Nadjaで迎えた朝はとても清々しく、ご主人に雲海が見えますよ〜と言われんばかりであった。

昨年は大雨で体が冷え切って、そのまま温泉に入ってなかったらどうなってたんだろと思うほどだった。ところがどうだ、今年この天候、わるいわけがない。記録が出ないわけがない。

そんなグッドコンディションのなかスタートに立った。

ところがさかのぼること1週間前、ぼくはベッドの上で寝続けていた。きっかけはやったこともない車のタイヤ交換、パンクでやれ困ったエイヤーとアドレナリン出まくりで事なきを得たがそれまで。疲れがドットコムで寝込んでしまった。

ギリギリのタイミングで動けるようになり、仕事柄教え子たちに、いつ如何なる時でもベストを尽くせと言い続けていたので、今まさにその言葉が自分に返ってきたと天命を感じた。ちょっと大きく言ってみた。

2日前に筋肉を躍動させておこうと軽く走って参加できるか確認した。大会の参加要項には必ず体調管理は自己責任でとある。途中で倒れてしまっては自分だけではなく家族、そして運営側にも迷惑をかけてしまう。

走れるが運転していく元気はない。いつも行きはワイフに運転してもらっているが今回は運転する気持ちにもなれない。

正直、前日はバッドコンディション。気持ち的に負けてたみたい。大会の朝まで本当に走れるかわかんなかった。しかし、天候は空前のベストコンディション、これで走らないわけにはいかない。腹は決まった。

たったひとりで参加し続けていたマラソン大会も、同級生と再会し、兄が走りはじめるしで、いつしかマラソン大会が再会の場になってきた。この歳になると元気で会えることが一番の幸せのような気がする。

ここはひとつ先輩として威厳を見せとかないと、と前の方に位置してスタートした。今年の蒜山マラソンはコースが変わってて、ちょっとちょっと、この道どこまで下るのって感じだった。下ったらのぼるしね、面喰らったな。

折り返すと兄に出会い、その後同級生と会った。まだ先輩風は吹かせそうだな、うん。前半折り返しまでナイスペース、これはなかなかいい感じだ。後半はアドレナリン全開で上り調子、そのままゴール〜なんて思ってた。

後半は下りが多いから何秒かずつゲインしてこの好条件、2時間切っていきましょう。イメージではそうなんだけど、どうやらイメージ通りにはいってなかったみたい、しゅん。

ゲインどころか進めばすすむほど遅れていく。数年前までマラソン大会になると2割増しぐらいでパワーアップして自然とタイムも上がってきてたけどもうダメだねー。2割ダウン、いやそれ以上を視野にいれなきゃだわ。

まぁここまでよく動いてくれたもんだよ、足!

走れるかどうかと思ってたぐらいだからね。自分としては猛烈ラストスパートのつもりだったんだけど、ひとにはそう映ってなかったらしい。

今回は諸条件が重なって大会前に体調くずしちゃった。1番は重戦車になりつつある体を軽くしようと糖質オフ調整したことかな。それからは逆に糖質オン調整にシフトしてるからね。

体との対話を深めて、また走っていこう。