音から導き出された「音」のデザインは、すべてを受け入れる、さまざまな思いを受け止めてくれる大きな器のような存在でありたい。

だからホームページのレイアウト作りにも大きく画面いっぱいに広がるダイナミックなものを求めた。ページを大きくしたり小さくしたりもできる。これによって閲覧するユーザー側にホームページの心地よい画面サイズを委ねることができると考えた。

伝えたいこと、情報となる写真やテキストは、水のうえをプカプカと漂うように存在し、あるとき好みの器のなかで均整を保ってとどまる。ここではルールのなかにも自由がある日本料理の器を想像している。

デザイン、小野でした。


ピアノ教室のホームページをつくる。
さて、ホームページはなにを求められているのだろう...

生徒募集の広告、
生徒の家族に向けた広報、

まず思い浮かぶのはこの2つ。
もしかしたらこれ以上のことは求められていないのかもしれないけれど、これだけでとどめておくのは実に惜しい。

ピアノ教室はコミュニティである。
つながりは講師と生徒だけで終わらない。多くの人たちが幼少期からはじめることもあり、生徒の家族とも密接になる。さらには発表会などを通じてその家族同士のつながりも生まれる。

そのコミュニティを活性化させる、より楽しくさせる、そんな役割をホームページは果たせないだろう...

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まずはじめに、ピアノ音楽教室のホームページをつくるきっかけ、アイデアの源泉となるものを探った。

ピアノを通じて、音を通じて何が出来るのかを考えていると音、おと、oto... 音が特に気になる。だから素直に「音」をきっかけにホームページ作りをスタートすることにした。

その「音」は、音を伝える場としての音楽教室であると同時にピアノを通じて音を体現する個人であることを内包するものとしたかった。音楽教室と個人は別々の存在であるが、また一緒であるということを。

そして「音」は、すべての受容体として自由度の高い、より可変的なものをと考えた。次に待っているホームページのレイアウト作りにつな...

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このスタディ(試案)は、倉敷にあるピアノ音楽教室からの依頼ではじまりました。将来の生徒数増加を見据えながら、ひとりで始めるひとりで出来るホームページを目指しました。

音(oto)をアイデアの源泉として教室案内など情報発信だけに留まらず生徒とのつながりの場へと展開できればと考えました。

残念ながら条件が折り合わずアンビルト(構想)に終わりましたがスタディとしてその一端をご紹介したいと思います。


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